イタイイタイびょう【イタイイタイ病】 富山(とやま)県神通(じんづう)川流域(りゅういき)に発生したカドミウム中毒症(ちゅうどくしょう)。体や手足の痛(いた)みをうったえ,歩行できなくなり,体がおとろえて死ぬこともある。一種(いっしゅ)の骨軟化症(こつなんかしょう)で,骨(ほね)の萎縮(いしゅく)がみられる。原因(げんいん)は鉱山廃水(こうざんはいすい)中のカドミウムによるもので,第二次世界大戦末期(たいせんまっき)から問題になっていた。