特別区(東京23区)の1つで,東京23区の北東部にある区。北端は荒川を挟んで,埼玉県戸田市・和光市と接している。南部は武蔵野台地に属し,北部は低地が広がる。江戸時代に川越街道と中山道の宿場が置かれて発展した。明治時代初期に軍需工場が置かれ,大正時代に入ると部品の下請け工場が広がった。北部には昭和時代初期に印刷工場が置かれた。南部はダイコンの栽培をはじめとする農業がさかんな地域だったが,1960年代から宅地化が進んだ。1970年代に建設された高島平団地はベッドタウンとしての役割を担っているが,人口は減少傾向にある。面積:32.2万km2(2014年),人口:54.4万(2015年)。