いちのたにのたたかい【一ノ谷の戦い】 平安時代末期(まっき)の1184年,一ノ谷(いちのたに)(兵庫(ひょうご)県)で行われた源平(げんぺい)の戦(たたか)い。源義仲(みなもとのよしなか)に追われて九州にのがれた平氏(へいし)は,やがて勢力(せいりょく)を回復(かいふく)して福原(ふくはら)(今の神戸(こうべ)市)にもどり,京都(きょうと)にせまろうとした。源義経(みなもとのよしつね)・範頼(のりより)らの源氏(げんじ)軍(ぐん)はこれを一ノ谷(いちのたに)にむかえうってやぶり,四国の屋島(やしま)(香川(かがわ)県高松(たかまつ)市)に敗走(はいそう)させた。