夏の南天に見える星座。黄道12星座の1つ。さそり座とやぎ座の間にあって,北斗七星をくずしたような6個の星の並びが目印となる。この6個の星を中国では南斗六星とよんでいた。いて座には,干潟星雲M8,三裂星雲M20,散光星雲M17,球状星団M22などが見られる。
コーチ
銀河系の
中心は,いて
座の
方向にある。
星座の探し方
8月中旬の21時ごろ,真南の空の低いところに見える。夏の天の川が明るく幅広く見える部分にある。
星座に関する神話
いて座は,上半身が人,下半身がウマの半人半馬のケンタウルス族のケイロン(ケイローン)という賢者が弓を引く姿を表している。矢がねらっている方向には,さそり座のアンタレスがある。