(1946〜 )ノンフィクション作家,東京都知事(在任2012〜2013)。長野県生まれ。信州大学卒業。在学中は学生運動に参加。上京して出版社勤務などを経て,1972(昭和47)年,明治大学大学院に進み,政治学者の橋川文三に師事する。評論・執筆活動に入り,86年,『ミカドの肖像』を発表し大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。以後,『ペルソナ 三島由紀夫伝』(95年),『日本国の研究』(97年)など意欲的に作品を発表。全12巻の著作集にもまとめられている。2001(平成13)年,小泉純一郎内閣で行革断行評議会に参加,2007年に地方分権改革推進委員会委員に就任,石原慎太郎東京都知事に要望され副知事に就任。2012年12月,石原知事退任にともない東京都知事選挙に出馬し当選,都政をになう立場となった。⇒石原慎太郎