いびせきがはらようろうこくていこうえん【揖斐関ケ原養老国定公園】 濃尾(のうび)平野西部の妙法ヶ岳(みょうほうがだけ),池田(いけだ)山,養老(ようろう)山地などの山岳地帯(さんがくちたい)と,揖斐峡(いびきょう),多良峡(たらきょう)などの渓谷(けいこく),さらに関ヶ原古戦場(せきがはらこせんじょう)をくわえた公園。山岳地帯(さんがくちたい)の大部分は秩父(ちちぶ)古生層(そう)からなり,かなり急峻(きゅうしゅん)な山容(さんよう)を呈(てい)している。なかでも養老(ようろう)山地は,東側(がわ)が断層(だんそう)となっており地学的(ちがくてき)にも興味(きょうみ)深い場所。また,山地を流れる河川(かせん)は揖斐峡(いびきょう),野原渓谷(のはらけいこく),多良峡(たらきょう)などの渓谷(けいこく)を形づくっている。森林は北部は温帯(おんたい)林,南部は暖帯(だんたい)林で豊(ゆた)かな自然(しぜん)が広がっている。さらに,関ヶ原古戦場(せきがはらこせんじょう)や不破関(ふわのせき)跡(あと),華厳寺(けごんじ),横蔵寺(よこくらじ)など歴史的(れきしてき)な見どころも多い。