いぶせますじ【井伏鱒二】 (1898〜1993)昭和時代の小説(しょうせつ)家。広島(ひろしま)県に生まれる。本名は満寿二(ますじ)。ユーモアと詩情(しじょう)にとむ作風をもって出発し,独自(どくじ)の風格(ふうかく)ある文学をつくりだした。代表作は『山椒魚(さんしょううお)』『ジョン万次郎漂流記(まんじろうひょうりゅうき)』(直木賞(なおきしょう)受賞(じゅしょう))『本日休診(ほんじつきゅうしん)』『駅前旅館(えきまえりょかん)』『黒い雨』など。1966(昭和41)年に文化勲章(くんしょう)を受章。