いもがゆ【芋粥】 芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)の初期(しょき)の短編小説(たんぺんしょうせつ)。1916(大正5)年発表。出世作『羅生門(らしょうもん)』と同様,『今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)』に題材(だいざい)をとり,人間関係(かんけい)の心理を明るい機知(きち)にとむ文章でえがいた。コーチ 芋粥(いもがゆ)を腹(はら)いっぱい食べたいとねがっていた五位(ごい)が,山のような芋粥(いもがゆ)を目の前にして,げんなりしてしまう話。