イラン=イラクせんそう【イラン=イラク戦争】 サダム=フセイン大統領(だいとうりょう)のひきいるイラク軍(ぐん)が,イランに攻(せ)めこんでおきた戦争(せんそう)(1980〜1988年)。イランでは,1979年にホメイニ師(し)に指導(しどう)されるイラン革命(かくめい)がおき,国内が混乱(こんらん)し国際的(こくさいてき)にも孤立(こりつ)した。イラクは,この機会(きかい)に国境紛争(こっきょうふんそう)を解決(かいけつ)し,勢力(せいりょく)をのばそうとした。両国とも石油の収入(しゅうにゅう)で武器(ぶき)を買いあさり,長びいたのち,国連決議(こくれんけつぎ)を受けいれる形で停戦(ていせん)。◇1991年の湾岸戦争(わんがんせんそう)のさい,イラクはイランに国境(こっきょう)を譲歩(じょうほ)して国交を回復(かいふく)した。