いりあいけん【入会権】 いくつかの農家または村落が,山林・原野を共同(きょうどう)で利用(りよう)する権利(けんり)。江戸(えど)時代までの日本では,周辺(しゅうへん)の住民(じゅうみん)が燃料(ねんりょう)となる木を取るなど,山林・原野を共同(きょうどう)で利用(りよう)することがふつうに行われていた。しかし,明治(めいじ)時代になると,国や個人(こじん)の所有地とされてしまい,入会権紛争(いりあいけんふんそう)がおこるようになった。