イリアス 『オデュッセイア』とならんでギリシャ最古(さいこ)の叙事(じょじ)詩。ホメロス作とつたえられる。イリアスは「イリオン(トロイアのこと)の歌」という意味。10年間つづいたトロイア戦争(せんそう)の10年目の数十日間のできごとをえがいている。1万数千行におよぶ長大な詩で,その後のヨーロッパ文学に大きな影響(えいきょう)をあたえた。