イリオモテヤマネコ 西表(いりおもて)島だけにすむ原始的(げんしてき)なヤマネコの一種(いっしゅ)で,20世紀(せいき)になって発見された新種(しんしゅ)。1965(昭和40)年の春に毛皮と頭骨(とうこつ)が調査(ちょうさ)・研究され,新種(しんしゅ)とみとめられた。さらに2年後に生体1つがいがとらえられた。ひじょうに数が少ないので,保護(ほご)の目的(もくてき)からも,野生状態(じょうたい)のくわしい習性(しゅうせい)の調査(ちょうさ)が行われている。発見当初(はっけんとうしょ)アジア産(さん)のヤマネコにもかかわらず,むしろ南アメリカ産(さん)の小型(こがた)ヤマネコに似(に)ているといわれた。体長(たいちょう):約(やく)60cm,体重:4kg。分布(ぶんぷ):沖縄(おきなわ)県西表(いりおもて)島の森林。特別天然記念物(てんねんきねんぶつ)。国際保護(こくさいほご)動物。(哺乳類(ほにゅうるい) ネコ目 ネコ科)