いりはましきえんでん【入り浜式塩田】 瀬戸内(せとない)海沿岸(えんがん)を中心に,1955(昭和30)年ごろまで約(やく)400年間つづいた日本独特(どくとく)の塩田(えんでん)。遠浅(とおあさ)の海面を堤防(ていぼう)でしめきり,内部の砂地(すなじ)を平らにならして塩田(えんでん)をつくる。そこに干満(かんまん)の差(さ)を利用(りよう)して海水を導入(どうにゅう)し,太陽熱(ねつ)によって海水を蒸発(じょうはつ)させる。塩田(えんでん)にまかれた砂(すな)に塩分(えんぶん)が付着(ふちゃく)するので,これを集めて海水を通し,こい塩水(しおみず)を採取(さいしゅ)する。これをかまで煮(に)つめて塩(しお)をつくる。⇒塩田(えんでん)