いわさきやたろう【岩崎弥太郎】 (1834〜1885)明治(めいじ)時代初期(しょき)の実業家。三菱財閥(みつびしざいばつ)の創始(そうし)者。土佐(とさ)国(高知(こうち)県)の生まれ。後藤象二郎(ごとうしょうじろう)とむすんで土佐藩(とさはん)の海運業をにぎり,廃藩置県(はいはんちけん)(1871年)後,藩(はん)の船舶(せんぱく)をゆずりうけて三菱(みつびし)商会をおこした。その後,佐賀(さが)の乱(らん)・台湾出兵(たいわんしゅっぺい)・西南戦争(せんそう)で軍隊(ぐんたい)や軍需(ぐんじゅ)品を輸送(ゆそう)し,政府(せいふ)の保護(ほご)を受けて巨富(きょふ)をつみ,財閥(ざいばつ)の基礎(きそ)をきずきあげた。