2008(平成20)年6月14日の午前8時43分ごろ,岩手県内陸南部を震源地として発生した地震。震源の深さは約8km,マグニチュード7.2,陸の浅いところで断層が逆にずれて起きた内陸型地震。岩手県奥州市,宮城県栗原市で震度6強,宮城県大崎市で震度6弱を記録した。主な被害県は岩手,宮城,秋田,山形,福島の5県。山間部を震源とする断層による地震だったため,地滑りや山崩れによる土石流災害が多く発生し,山間部の温泉旅館や工事現場などで被害者が出た。死者13人,行方不明者10人,重軽傷者449人,家屋の全・半壊92棟(2008年7月17日現在)。