いわみぎんざん【石見銀山】 石見(いわみ)国大森(おおもり)(島根(しまね)県大田(おおだ)市)にあった銀山。大森(おおもり)銀山ともいう。14世紀(せいき)に開発され,それ以後(いご),戦国(せんごく)大名たちが軍資金(ぐんしきん)を得ようとして争(あらそ)いの的(まと)となった。江戸(えど)時代には幕府(ばくふ)が直轄(ちょっかつ)地とし,以後(いご),産額(さんがく)はいちじるしく増加(ぞうか)した。その後はしだいに産額(さんがく)がへり,現在(げんざい)は採掘(さいくつ)していない。◇もと代官(だいかん)所(しょ)の建物(たてもの)の中に資料館(しりょうかん)を開設(かいせつ)。日本を代表する鉱山遺跡(こうざんいせき)として1969(昭和44)年に国指定の史跡(しせき)に登録(とうろく)され,2007(平成(へいせい)19)年7月にはユネスコの世界遺産(せかいいさん)に登録(とうろく)された。