いんしょうしゅぎ【印象主義】 19世紀(せいき)におこった芸術(げいじゅつ)運動。自然(しぜん)の事物から受ける主観的(しゅかんてき)・感覚的(かんかくてき)な印象(いんしょう)を作品に直接表現(ちょくせつひょうげん)しようとする芸術(げいじゅつ)上の主義(しゅぎ)。はじめは,色彩(しきさい)感を高度に強調し,自然(しぜん)の瞬間的(しゅんかんてき)な印象(いんしょう)をとらえようとしたフランスの画家たちによってとなえられた。のち音楽・彫刻(ちょうこく)・文学にも影響(えいきょう)をあたえ,とくに音楽では五音音階や全音音階などの新しい体系(たいけい)をつくりだした。コーチ 絵画ではマネ・モネ・シスレー・ルノアール。セザンヌもこれに加(くわ)わった。彫刻(ちょうこく)ではロダン,音楽ではドビュッシー・ラベル,文学ではプルーストらが代表的(だいひょうてき)作家。