2004(平成16)年12月26日午前9時58分ごろ(日本時間),インドネシアのスマトラ島沖で発生したマグニチュード9.0の大地震によって,インド洋沿岸の各国をおそった大津波。スマトラ島北部で最大34m,近隣各地で15〜20mの津波を観測,7〜8時間後にはアフリカ東部のケニア・ソマリアにも到達した。死者・行方不明者は約28万人,負傷者は50万人,被害にあった人びとは500万人にのぼるといわれている。インド洋沿岸は,タイのプーケット島,モルディブ,セーシェルなどリゾート地が多いため,日本人をはじめ外国人観光客もおおぜい被害にあった。