ウィリアムさんせい【ウィリアム3世】 (1650〜1702)名誉革命(めいよかくめい)を完成(かんせい)させた,オランダ出身のイギリス国王(在位(ざいい)1689〜1702)。オレンジ公ウィリアム。1672年オランダ総督(そうとく)に就任(しゅうにん),1677年にイギリスのジェームズ2世の娘(むすめ)メアリ(2世)と結婚(けっこん)した。1688年,名誉革命(めいよかくめい)がおきたイギリスにむかえられて,「権利(けんり)の宣言(せんげん)」を承認(しょうにん)。翌年(よくねん),これを「権利(けんり)の章典(しょうてん)」として発布(はっぷ)するとともに,メアリと共同(きょうどう)のイギリス王となり,政治には関心がうすかったため,かえって「王は君臨(くんりん)するが統治(とうち)しない」という立憲政治(りっけんせいじ)への道を開いた。⇒名誉革命(めいよかくめい)