ウイルス 10〜300μm(マイクロメートル)程度(ていど)の微生物(びせいぶつ)の一群(いちぐん)で,ふつうの光学顕微鏡(けんびきょう)では見えないろ過性(かせい)病原体である。ビールスともいう。生きた細胞(さいぼう)内だけで増殖(ぞうしょく)する。細胞(さいぼう)外では結晶(けっしょう)するものもある。寄生(きせい)している宿主(しゅくしゅ)の種類(しゅるい)によって動物ウイルス・植物ウイルス・細菌(さいきん)ウイルス(バクテリオファージ)に分けられ,また核酸(かくさん)のちがいによってDNAウイルスとRNAウイルスとに分けられる。コーチ ウイルスは自分自身の代謝系(たいしゃけい)をもたずに,宿主(しゅくしゅ)の代謝系(たいしゃけい)を利用(りよう)して自己増殖(じこぞうしょく)をするという特性(とくせい)をもつ。