*うえきえもり【植木枝盛】 (1857〜1892)明治(めいじ)時代前期の政治(せいじ)家。自由民権(みんけん)運動の理論的指導(りろんてきしどう)者。土佐(とさ)(高知(こうち)県)藩士(はんし)の家の生まれ。板垣退助(いたがきたいすけ)らの影響(えいきょう)を受けて立志社(りっししゃ)に参加(さんか)して以来(いらい),つねに自由民権(みんけん)運動主流にあって活躍(かつやく)し,1879(明治(めいじ)12)年には『民権(みんけん)自由論(ろん)』をあらわして民権(みんけん)が国を強くする基礎(きそ)であるとのべた。また,立志社(りっししゃ)の憲法草案(けんぽうそうあん)として『日本国国憲案(こっけんあん)』を書きあげた。