うえだびん【上田敏】 (1874〜1916)明治(めいじ)時代の詩人・評論(ひょうろん)家・英仏(えいふつ)文学者。東京(とうきょう)に生まれる。1905(明治(めいじ)38)年に出版(しゅっぱん)した訳詩集(やくししゅう)『海潮音(かいちょうおん)』で知られている。この訳詩集(やくししゅう)によって,日本の文学界にはじめてフランスの象徴(しょうちょう)詩をつたえ,大きな影響(えいきょう)をあたえた。ほかに自作の詩と訳詩(やくし)をおさめた『牧羊神(ぼくようしん)』や自伝的小説(じでんてきしょうせつ)『うづまき』などがある。