(1962〜)現代の児童文学作家,ファンタジー作家,文化人類学者。東京都に生まれる。オーストラリアの先住民アボリジニーの研究をするかたわら作家活動をおこない,1989(平成元)年に児童書「精霊の木」でデビュー。1998(平成8)年には「精霊の守り人」で野間児童文芸新人賞を受賞した。その後も「闇の守り人」,「夢の守り人」などを精力的に発表し,数々の賞を受賞した。「守り人シリーズ」や「獣の奏者」は漫画化・アニメ化され,世界各地で翻訳出版されている。2014(平成26)年,児童文学の最高の賞といわれる国際アンデルセン賞の作家賞を受賞。◇日本人の同賞受賞は,1994年のまどみちお以来,2人目。