うずしお【渦潮】 渦(うず)を巻(ま)きながら流(なが)れる海水(かいすい)。干満(かんまん)の差(さ)が激(はげ)しい海峡(かいきょう)や,潮流(ちょうりゅう)(海水(かいすい)の流(なが)れ)の速(はや)さ・方向(ほうこう)が著(いちじる)しく異(こと)なる海域(かいいき)などで発生(はっせい)する。日本では鳴門海峡(なるとかいきょう)のものが有名(ゆうめい)で,大(おお)きなものは直径(ちょっけい)20mにも達(たっ)する。日本以外(いがい)では,イタリア半島(はんとう)とシチリア島(とう)の間(あいだ)のメッシーナ海峡(かいきょう)の渦潮(うずしお)やノルウェーのロフォーテン諸島付近(しょとうふきん)の渦潮(うずしお)が知(し)られている。◇鳴門海峡(なるとかいきょう)の潮流(ちょうりゅう)は,イタリアのメッシーナ海峡(かいきょう)とカナダのセイモア海峡(かいきょう)と並(なら)んで,世界三大潮流(せかいさんだいちょうりゅう)といわれる。