うだ【宇陀(奈良県の市)】 奈良(なら)県中東部の大和(やまと)高原にある都市。榛原(はいばら)や三本松(さんぼんまつ)は伊勢参(いせまい)りの宿場町(しゅくばまち)としてさかえた。面積(めんせき)の多くが森林で,農林業がおもな産業(さんぎょう)。農業は,稲作(いなさく),ビニルハウスによる野菜栽培(やさいさいばい)など。肉用の宇陀牛(うだぎゅう)も飼育(しいく)されている。特産(とくさん)品に吉野葛(よしのくず)がある。交通の便(べん)が良く近年は大阪(おおさか)市のベッドタウンとなっている。「女人高野(にょにんこうや)」といわれる室生寺(むろうじ)の五重塔(ごじゅうのとう)・金堂(こんどう)は国宝(こくほう)。◇2006(平成(へいせい)18)年1月1日,大宇陀(おおうだ)町・菟田野(うたの)町・榛原(はいばら)町・室生(むろう)村が合併(がっぺい)して誕生(たんじょう)。人口:3.5万。