うちゅうでんぱ【宇宙電波】 地球の外からやってくる電波。電波の源(みなもと)の1つは銀河(ぎんが)面にあり,この面のあらゆる方向からやってくる。低温(ていおん)の中性水素(ちゅうせいすいそ)から発生する波長21cmの電波はとくに強く,これをもとにして銀河系(ぎんがけい)の腕(うで)の構造(こうぞう)が明らかにされてきた。このほかにも,電波の源(みなもと)として個々(ここ)の天体があげられる。衝突(しょうとつ)しつつある2つの銀河(ぎんが)とか,超新星(ちょうしんせい)のなごりなどをはじめとして,中性子星(ちゅうせいしせい)やクエーサーなど電波天体が多数発見されている。