うまれいづるなやみ【生れ出づる悩み】 有島武郎(ありしまたけお)の代表作の1つ。1918(大正7)年発表。北海道(ほっかいどう),岩内(いわない)のまずしい漁師(りょうし)の青年が,きびしい環境(かんきょう)にたえながら,絵に対する情熱(じょうねつ)をつらぬこうと努力(どりょく)する姿(すがた)をえがいている。コーチ 一生を岩内(いわない)で暮(く)らし,たくさんの絵をかいた木田金次郎(きだきんじろう)がモデルである。