うみさちやまさち【海幸山幸】 『古事記(こじき)』などに登場する日本神話の神。弟の山幸彦(やまさちひこ)(ホオリノミコト)は,兄の海幸彦(うみさちひこ)(ホデリノミコト)から借(か)りた釣(つ)り針(ばり)を漁(りょう)でなくして海にさがしにいく。そして,海神から釣(つ)り針(ばり)のほか,シオミツ玉・シオヒル玉をさずかり,この2つを使って意地悪な兄をこらしめた。◇これと類似(るいじ)の話は世界各地(かくち)に分布(ぶんぷ)する。