うめはらりゅうざぶろう【梅原龍三郎】 (1888〜1986)大正・昭和期に在野画壇(ざいやがだん)の第一線で活躍(かつやく)した洋画家。京都(きょうと)市出身。浅井忠(あさいちゅう)・ルノアールに師事(しじ)。春陽(しゅんよう)会の創立(そうりつ)に参加(さんか)し,のち国画会を主宰(しゅさい)した。南画(なんが)・琳派(りんぱ)の伝統(でんとう)を主観的表現(しゅかんてきひょうげん)によって近代化し,うるおい豊(ゆた)かな色彩(しきさい)と豪快(ごうかい)な筆勢(ひっせい)によって独自(どくじ)の画境(がきょう)を開いた。1952年に文化勲章(くんしょう)を受章。代表作に「桜島」「自画像(じがぞう)」「首飾(くびかざ)り」「浅間(あさま)山」などがある。