うんきゃく【運脚】 律令(りつりょう)時代,調(ちょう)や庸(よう)の貢納(こうのう)品を都まで運んだ農民(のうみん)。運脚(うんきゃく)は諸国(しょこく)の農民(のうみん)の義務(ぎむ)で,食料(しょくりょう)も自弁(じべん)であった。農民(のうみん)にとって運脚(うんきゃく)の負担(ふたん)は大きく,途中(とちゅう)でうえ死にしたり,逃亡(とうぼう)する者も少なくなかった。