航空・鉄道・船舶の事故の調査や原因究明を行い,国土交通大臣や事故関係者に必要な措置や今後の事故予防についての措置の実施を要請する,国土交通省の外局。2008(平成20)年10月1日,それまでの航空・鉄道事故調査委員会と海難審判庁を統合して発足。権限も強化される。なお海難審判庁の懲戒のための審判については,新設の海難審判所が引き継ぐ。委員長と12人の委員は衆参両院の国会同意人事を経て,国土交通大臣が任命。専門委員,事務局長,審議官,航空・鉄道・船舶の各事故調査官,地方事故調査官によって構成される。