えいがものがたり【栄花(華)物語】 平安時代後期の歴史(れきし)物語。全40巻(かん)(正編(せいへん)30巻(かん),続編(ぞくへん)10巻(かん))。宇多天皇(うだてんのう)から堀河天皇(ほりかわてんのう)までの15代約(やく)200年にわたる歴史(れきし)を,藤原(ふじわら)一門,とくに藤原道長(ふじわらのみちなが)の栄華(えいが)を中心にして,年月の順(じゅん)に物語風にのべた仮名(かな)書きの作品。構成(こうせい)のうえで『源氏物語(げんじものがたり)』の影響(えいきょう)が強い。◇作者は赤染衛門(あかぞめえもん)ともいわれるが不明(ふめい)。