えきば【駅馬】 古代(こだい)日本(にほん)の駅制(えきせい)(律令制(りつりょうせい)の交通制度(こうつうせいど))において,駅家(えきか)(駅(えき))ごとに置(お)かれた運送用(うんそうよう)の馬(うま)。はゆま(早馬(はやうま)の転(てん))ともいう。日本では,奈良時代(ならじだい)のころから都(みやこ)と地方(ちほう)を結(むす)ぶ道路(どうろ)が整(ととの)えられた。約(やく)16kmごとに設(もう)けられた駅家(えきか)には駅馬(えきば)が置(お)かれ,緊急(きんきゅう)の用事(ようじ)のある役人(やくにん)や重要(じゅうよう)な文書(ぶんしょ)を運(はこ)ぶ役人(やくにん)が利用(りよう)した。