地方公共団体が行う,家庭や事業所から出る廃棄物をゼロにすることを目指す事業,またその推進地域。循環型社会の実現と地域振興を目的として,1997(平成9)年に導入された。具体的には,リサイクル施設の整備や再生可能エネルギーの導入,リサイクルを普及するための啓発活動などが中心となり,それによって環境産業などの振興につながることが期待される。地方公共団体は事業計画(エコタウン・プラン)を環境省と経済産業省に提出し,それが認可されると補助金などの支援を受けることができる。◇札幌市,川崎市,北九州市,水俣市など,全国で20を超える地方公共団体がエコタウンプランの承認地域として認可されている(2015年現在)。