えちぜん【越前(福井県の市)】 福井(ふくい)県中部,福井(ふくい)平野南部の武生盆地(たけふぼんち)にある商工業都市。ニットなどの繊維(せんい)工業や,化学・電気機械(きかい)工業がさかん。昔から和紙と織物(おりもの)で知られ,伝統的技術(でんとうてきぎじゅつ)による刃物(はもの)の生産(せいさん)も多い。古くは越前(えちぜん)国の国府(こくふ)がおかれ,越前の国司(こくし)藤原為時(ふじわらのためとき)の娘(むすめ)の紫式部(むらさきしきぶ)は,一時この地に住んだ。江戸(えど)時代は城下町(じょうかまち)。古い神社やお寺,史跡(しせき)が多い。◇2005(平成(へいせい)17)年10月1日,武生(たけふ)市・今立(いまだて)町が合併(がっぺい)して誕生(たんじょう)。人口:8.3万。