えっとうやさい【越冬野菜】 雪や土の中に埋(う)めて冬の間保存(ほぞん)する農作物(のうさくぶつ)。「雪下野菜(ゆきしたやさい)」,「雪中野菜(ゆきなかやさい)」ともいう。冬の寒(さむ)さが厳(きび)しく,雪が多(おお)くて農作業(のうさぎょう)ができない北海道(ほっかいどう)や東北地方(とうほくちほう)で保存食(ほぞんしょく)としてつくられてきたが,現在(げんざい)は商品(しょうひん)としても売(う)り出(だ)されている。キャベツ・ニンジン・ダイコンなどが代表的(だいひょうてき)。野菜自身(やさいじしん)が水分(すいぶん)を糖分(とうぶん)にかえて寒(さむ)さをしのぐため,甘(あま)みが強くなる。