えましょうこ【江間章子】 (1913〜2005)現代(げんだい)の詩人・作詞(さくし)家。新潟(にいがた)県に生まれる。県立高等女学校を卒業(そつぎょう)後,上京する。百田宗治(ももたそうじ)の『椎(しい)の木』の同人となり,その後は『詩と詩論(しろん)』に作品を発表するようになった。第二次世界大戦(たいせん)後は『現代詩(げんだいし)』『日本未来派(にほんみらいは)』にくわわる一方,日本女流詩人の会の機関誌(きかんし)『女性詩(じょせいし)』の編集(へんしゅう)にたずさわった。伝統主義(でんとうしゅぎ)に反するモダニズムの反俗性(はんぞくせい)と純粋性(じゅんすいせい)とを長くもちつづけた詩人。詩集『春への招待(しょうたい)』詩論集(しろんしゅう)『詩へのいざない』など。『夏の思い出』『花の街(まち)』もかの女の作詞(さくし)である。