(1926〜 )イギリス,およびオーストラリアをはじめとするイギリス連邦王国16か国の国王(女王)(在位1952〜 )。国王ジョージ5世の次男ヨーク公アルバートの長女として生まれる。名前はエリザベス・アレクサンドラ・メアリー。1936年,おじのエドワード8世が突然退位してしまったため父がジョージ6世として即位,将来の王位継承が約束された。宮殿内で帝王学と学問を学び,第二次世界大戦中は近衛連隊の名誉連隊長として実際の軍務や慰問・激励に従事,国内で後方支援にあたった。1947年,ギリシャおよびデンマーク王子フィリッポ(エジンバラ公爵フィリップ)と結婚,3男1女をもうける。1952年2月,病弱だった父ジョージ6世の死亡によりエリザベス2世として即位。以降,衰えゆくイギリス王国を支えるため親善外交など精力的に公務をこなし,また,国民に親しまれる王室を目ざし活発な活動を行ってきている。◇2012年には在位60周年を迎え,祝賀式典には各国王族をはじめ日本の天皇・皇后両陛下も参列した。⇒イギリス王室