イスラエルの首都。世界最古の都市の1つで,ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地として知られる。
市街
イスラエル南東部,標高760mの丘陵上に位置する。旧市街は古い城壁にかこまれ,ソロモン王の神殿の一部である「嘆きの壁」,イエスの十字架跡とつたえられる聖墳墓教会,ムハンマド(マホメット)が昇天したところとつたえられる「岩のドーム」などの聖跡が多い。19世紀以後に建設された新市街は城外の西に広がる。
歴史
古くからイスラエル王国,ローマ,イスラム教徒,十字軍,トルコなどの支配を受け,1920年にイギリスの委任統治領となった。1948年,イスラエル独立によって発生した第1次中東戦争で,旧市街はヨルダン領,新市街はイスラエル領に分断された。1967年の第3次中東戦争で,旧市街はイスラエルに併合され,1980年同国の首都としたが,国際的には認知されていない。人口:76万。