エルステッド(ハンス=クリスティアン=) (1777〜1851)デンマークの物理学者。ランゲランド島の生まれ。コペンハーゲン大学で薬学を学んだが,カント哲学(てつがく)の研究で学位(がくい)を得(え)る。1806年コペンハーゲン大学教授(きょうじゅ)となり,1820年磁石(じしゃく)が電流から力を受けることを発見。化学の分野でも金属(きんぞく)アルミニウムの単独分離(たんどくぶんり)に成功(せいこう)するなど数々の研究がある。工科大学を設立(せつりつ)するなどデンマークでの科学振興(しんこう)に貢献(こうけん)した。