エルタテハ 年1回,7月下旬(がつげじゅん)から羽化をはじめ,9月(がつ)ごろまであらわれるチョウ。後ろ羽の裏(うら)面にL字形の紋(もん)があることからこの名がある。北海道(ほっかいどう)では平地から山地まで広く分布(ぶんぷ)するが,本州ではおもに標高(ひょうこう)1000m以上(いじょう)の高地に見られる。アザミやマツムシソウの蜜(みつ)のほか,樹液(じゅえき)や地上におりて吸水(きゅうすい)する。すばやく直線的(ちょくせんてき)に飛(と)び,地上などの日あたりのよい所で羽を開いてとまる。成虫(せいちゅう)で越冬(えっとう)する。開張(かいちょう):60mm。見(み)られる時期(じき):7〜8月(がつ)。分布(ぶんぷ):北海道(ほっかいどう)・本州(ほんしゅう)(中部地方以北(ちゅうぶちほういほく))。(昆虫類(こんちゅうるい) チョウ目(もく) タテハチョウ科(か))