エルンスト(マックス=) (1891〜1976)ドイツの前衛(ぜんえい)画家。ドイツ西部のケルン近郊(きんこう)に生まれ,のちにフランスに移住(いじゅう)した。最初(さいしょ)はダダイズム(第一次世界大戦(たいせん)中にスイスでおこった新しい芸術(げいじゅつ)運動)にくわわり,パリに行ってからはダダイズムを吸収(きゅうしゅう)・発展(はってん)させたシュールレアリスム(超現実主義(ちょうげんじつしゅぎ)ともいい,夢(ゆめ)や幻想(げんそう)の世界を表そうとする芸術(げいじゅつ)運動)の中心となって活躍(かつやく)した。さまざまな技法(ぎほう)を用いて,夢(ゆめ)と現実(げんじつ)がまじりあった幻想的(げんそうてき)な絵をえがいた。