えんしんりょく【遠心力】 円運動をしている座標系(ざひょうけい)のなかで,物体にはたらく見かけの力。自動車に乗っている人は,車が急にカーブすると,車が曲がったのと反対の向きにおされるような感じがする。このとき,カーブする車そのものを回転座標系(ざひょうけい)とみると,カーブの中心から人を遠ざけようとする遠心力がはたらいたと考えることができる。コーチ 自転する地球上の静止(せいし)する物体にも遠心力がはたらき,この遠心力と地球の引力の合力が重力となる。