えんそさんカリウム【塩素酸カリウム】 化学式 KClO3 光沢(こうたく)のある無色(むしょく)の板状結晶(ばんじょうけっしょう)。塩化(えんか)カリウムの濃水溶液(のうすいようえき)を電気分解(ぶんかい)するか,水酸化(すいさんか)カリウムの熱水溶液(ねつすいようえき)に塩素(えんそ)を反応(はんのう)させてつくる。融点(ゆうてん)の370℃以上(いじょう)に熱(ねっ)すると,分解(ぶんかい)して塩化(えんか)カリウムと酸素(さんそ)になる。強い酸化剤(さんかざい)で,木炭・リン・硫黄(いおう)・有機(ゆうき)物などと混合(こんごう)したものは,加熱(かねつ)や衝撃(しょうげき)で爆発(ばくはつ)する。水溶液(すいようえき)も酸性(さんせい)では強い酸化剤(さんかざい)である。光を遮断(しゃだん)し,密栓(みっせん)して保管(ほかん)する。劇薬(げきやく)。コーチ マッチ・花火・爆薬(ばくやく)の原料(げんりょう),漂白剤(ひょうはくざい)・染料(せんりょう)・医薬品の製造(せいぞう)に利用(りよう)される。