えんま【閻魔】 地獄(じごく)の入り口にいて,死者の生前の悪事をさばくといわれる大王。悪いことをした人は,舌(した)をぬかれたり,苦しいめにあわされるといっておそれられた。これは浄土教(じょうどきょう)の教えからきており,地獄(じごく)・極楽(ごくらく)をくらべさせ,人々を教化する手立てとした。