冬の天頂近くに見える星座。黄道12星座の1つ。α星は0.9等のアルデバランである。散開星団のプレアデス(すばる),ヒアデスはともにこの星座にある。アルデバランはヒアデス星団の中にあるように見える赤色の目立つ星で,牡牛の目の位置となる。また,角の先に有名な,かに星雲M1がある。かに星雲は超新星爆発の残がいで,1054年に突然出現した。
星座の探し方
10月上旬の23時ごろ,11月上旬の21時ごろ,12月上旬の19時ごろに,東の空にのぼるようすが見える。
星座に関する神話
ギリシャ神話では,大神ゼウスが変身した白い牡牛の姿で,その頭から前足までの半身が描かれている。