おうしゅう【奥州(岩手県の市)】 岩手(いわて)県内陸(ないりく)南部,北上盆地(きたかみぼんち)にある都市で,西は秋田(あきた)県に接(せっ)する。中央を流れる北上(きたかみ)川ぞいでは米づくり,畜産(ちくさん),果樹栽培(かじゅさいばい)がさかん。その周辺(しゅうへん)の山林では酪農(らくのう)や林業が行われる。水沢(みずさわ)は,江戸(えど)時代の城下町(じょうかまち)としてさかえ,南部鉄器(なんぶてっき)は伝統工芸(でんとうこうげい)品として有名。江刺(えさし)の中心の岩谷堂(いわやどう)は江戸(えど)時代に商業中心地としてさかえた。現在(げんざい)では工業団地(だんち)がつくられ,電気・電子部品などの工場が進出している。◇2006(平成(へいせい)18)年2月20日,水沢(みずさわ)市・江刺(えさし)市・前沢(まえさわ)町・胆沢(いさわ)町・衣川(ころもがわ)村が合併(がっぺい)して誕生(たんじょう)。人口:12.6万。