おうじょうようしゅう【往生要集】 平安時代の中ごろ,源信(げんしん)(恵心僧都(えしんそうず))の書いた仏教書(ぶっきょうしょ)3巻(かん)。極楽(ごくらく)浄土(じょうど)のすばらしさと念仏(ねんぶつ)往生(おうじょう)の方法(ほうほう)をのべたもの。この教えは,おりからの末法(まっぽう)思想の流行とあいまって,貴族(きぞく)をはじめ,多くの人々の間に広まった。コーチ のちの法然(ほうねん)や親鸞(しんらん)などにあたえた影響(えいきょう)が大きい。