おうどこうげん【黄土高原】 中国東部の黄土があつく堆積(たいせき)した高原。陰山(インシャン)・秦嶺(チンリン)・太行(タイハン)・賀蘭(ホーラン)の各山脈(かくさんみゃく)にかこまれた地域(ちいき)。「こうどこうげん」とも読む。黄土はモンゴル高原の砂(すな)が風で運ばれて堆積(たいせき)したもので,石灰質(せっかいしつ)をふくんで軽く,夏季(かき)に雨が集中するため侵食(しんしょく)がはげしい。コーチ 中華人民共和国成立(ちゅうかじんみんきょうわこくせいりつ)後,保護(ほご)林・段々(だんだん)畑の造成(ぞうせい),小型(こがた)ダム・貯水(ちょすい)池の建設(けんせつ)など自然改造(しぜんかいぞう)が進められている。