おおいそ【大磯(神奈川県の町)】 神奈川(かながわ)県中南部,相模湾(さがみわん)に面し,北と東を平塚(ひらつか)市に接(せっ)する町。北側(がわ)は丘陵(きゅうりょう)部で,町の総面積(そうめんせき)の半分以上(いじょう)をしめる。相模湾(さがみわん)に沿(そ)うように国道1号とJR東海道(とうかいどう)本線が通り,周辺(しゅうへん)の平坦(へいたん)地に市街(しがい)地が広がる。江戸(えど)時代は東海道の宿場町(しゅくばまち)として発展(はってん)した。1885(明治(めいじ)18)年に日本最初(さいしょ)の海水浴(かいすいよく)場が開かれてから,伊藤博文(いとうひろぶみ)を筆頭に政治(せいじ)家・財界(ざいかい)人らの高級別荘(べっそう)地となり,島崎藤村(しまざきとうそん)も晩年(ばんねん)を過(す)ごした。海岸近くの大磯(おおいそ)ロングビーチはリゾート施設(しせつ)。人口:3.2万(2013年)。